NPO法人
演目紹介
過去に制作した作品です。この他にも、音楽演奏、歌、手影遊び、シルエットクイズ、ワークショップなど行っています。
ブレーメンの音楽隊(約17分)
飼い主からひどい仕打ちをうけた、ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリの4匹が家出をして、音楽隊を作るためブレーメンの町をめざします。途中で日が暮れ、やっとたどり着いた家はなんと泥棒の家。新しい生活を手に入れるため、動物たちは一致協力して…。
グリム童話に収録され、子どもたちに長く愛されている作品です。
おととえ座の記念すべき第一作目の作品です。
手袋を買いに(約20分)
一匹の子ギツネは、自分の手袋を買うためにひとりで人間の住む街に行くことになりました。お母さんギツネに片方の手を人間の手に変えてもらいますが、店で子ギツネは大きな失敗をしてしまいます…。
新見南吉の美しい文章をそのまま作品にしています。
しんしんと降り積もる雪に幻想的な街のあかり。美しい影絵作品になりました。
ねずみのすもう(約13分)
お爺さんが山で芝刈りをしていると、森の奥から「でんかしょ、でんかしょ」とかわいい声が聞こえてきました。行ってみると、二匹のねずみが相撲を取っていて、どうやら太っている方は長者のところのねずみ、やせている方はお爺さんの家のねずみのようでした。お爺さんの家のねずみは負けてばかりでした…。
「でんかしょ」の掛け声がかわいらしくて印象的な、幼児向けの作品です。
きつねの嫁入り(約20分)
炭焼き職人のじんべえさんは、林の中で一匹の子ギツネが罠にかかって苦しそうにしているのを見つけ、罠を外して助けてやりました。そのあと、じんべえさんに不思議なことがおこります。
豊能町木代に伝わる民話をもとに制作しました。
昔、この地域で盛んだったという炭焼きの様子や、実際に歌われていたという炭焼き窯搗きの歌を劇中に取り入れました。
アリとキリギリス(約13分)
夏の間、アリたちは冬の食糧を蓄えるために働き続けますが、その一方でキリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌ってのんきに過ごします。やがて冬が来て、食べ物をまったく見つけることが出来なくなったキリギリス。イソップ寓話のひとつで、元は「アリとセミ」という題名だったというこのお話。各国でいろいろな結末が描かれますが、さておととえ座での結末は…?
おととえ座の楽しいクリスマス(約8分)
クリスマスイブの夜、小さな姉弟のいる家でささやかなパーティが行われます。二人のところに、サンタクロースは来てくれるでしょうか。
おなじみのクリスマスメロディーを劇中に取り入れ、ごく普通の家庭の様子をあたたかい影絵の
物語にしてみました。かわいらしい姉弟の姿に心がなごみます。
高山右近(約20分)
高山右近(ユスト/ジュスト)は、豊能町高山で生まれた戦国大名。妻のユスタも豊能町余野の生まれです。二人は熱心なキリスト教徒でした。豊臣秀吉から信仰を棄てるよう命じられた右近は、大名の地位を投げうち、キリスト教徒として生きる道を選びました。さらに、徳川家康からは、棄教しなければ国外追放すると迫られましたが、それでも信仰を棄てませんでした。家族への愛と信仰を貫いた人生を、影絵劇でご紹介いたします。
劇中の音楽には、オリジナル曲のほか、当時ヨーロッパで流行していた曲を取り入れています。
あおむしくんのおさんぽ(約12分)
小さなあおむしくんはとてもくいしんぼう。目の前にあるものを何でもむしゃむしゃとたべてしまいます。食べると、あらあら、不思議なことが・・・。美しい色彩で描く、幼児向けの物語です。
小僧さんとふしぎなあめ(約14分)
お寺で修行中の、なまけんぼうでいたずら好きな三休さん。掃除をサボって寝ていたのを和尚さんに見つかってしまい、ひとりで納屋の掃除をするよう言いつけられました。しかし、そこでふしぎなあめを見つけ、ひとなめすると、なんと・・・。三休さんと和尚さんのやりとりをコミカルに描いたリズミカルで楽しいお話です。
てんぐの松(約15分)
みよちゃんとはなちゃんが、山へきのこ採りに出かけます。その山に立つ松の木には、てんぐが住んでいると言われていました。ドキドキしながら山へ入ったみよちゃんの前に、子てんぐが現れて・・・。
豊能町吉川に伝わる民話をもとに制作しました。
昔、この地域で歌われていたというてまり歌を劇中に取り入れました。かごめかごめの音楽も、どこからか聞こえてきます。
法性寺の影ひき地蔵さん(約16分)
尼崎の漁師ごんべえさんは、釣りの名人。それなのに、魚が獲れなくなってしまいました。困ったごんべえさんは、長老さまの知恵を借り、切畑まで出かけます。途中、怖い思いもしながら、ごんべえさんが見つけたのは・・・。
豊能町切畑に伝わる民話をもとに制作しました。 昔、この地域で虫送りが行われていた時に、子どもたちが歌っていたという歌も、劇中に取り入れています。